こんにちは、ほの夫です。
「双子の教育資金、どうしよう?」——娘たちがまだ1〜2歳の頃、妻とこんな会話をしていました。
当時、わが家では学資保険を真剣に検討していました。調べていくうちに「これじゃない」と気づき、たどり着いたのがジュニアNISAでした。今回は、そのときの判断の理由と、2026年現在の運用結果をお伝えします。
結論から言うと、取得額720万円が現在1,154万円に成長(+60%)しています。学資保険を選ばなかった判断は、正しかったと確信しています。

なぜ学資保険を選ばなかったのか
教育資金といえば、最初に候補に上がるのが学資保険です。わが家でも真っ先に検討しました。でも、調べていくうちに3つの理由で候補から外れました。
① 利率・解約払戻率が良くない
低金利環境が続く中、学資保険の実質利回りは多くの商品で1%を下回ります。払い込んだ保険料に対して、受け取れる満期保険金がほぼ変わらない——むしろ途中解約すると元本割れする商品も多くあります。
② 長期にわたり資金が拘束される
学資保険は、こどもが大学入学するまでの10〜18年間、解約しづらい構造になっています。途中で「使いたい」「別の運用に回したい」と思っても、解約すると損をする。この資金拘束の硬直性が気になりました。
③ 「保険料払込免除特約」に魅力を感じない
学資保険の最大のメリットとされるのが「保険料払込免除特約」——親が亡くなっても、以後の保険料が免除されてこどもが満期金を受け取れる仕組みです。ただ、わが家はすでに別途の生命保険で十分な保障を確保していたため、この特約に追加料金を払うメリットが感じられませんでした。
長期間資金が拘束される割に、利回りも低く、保障も薄い。この3点から、学資保険は候補から外れました。
ジュニアNISAとは?——そして、なぜ選んだのか
ジュニアNISAは2016年から始まった、0〜19歳の未成年者を対象とした少額投資非課税制度です。年間80万円の非課税投資枠が設けられ、上場株式や株式投資信託の配当・譲渡益が非課税となります。
当初のジュニアNISAは「こどもが18歳になるまで引き出せない」という厳しい制約がありました。途中で解約すると過去の利益にさかのぼって課税されるため、使い勝手が悪く、普及が進みませんでした。
ところが、2023年に制度が終了することが決まった際、「いつ引き出しても非課税」に変更されました。この改正が、わが家の背中を押してくれました。
「いつ引き出しても非課税なら、実質デメリットがない。しかも、長期で運用できる教育資金の性質と、非課税のインデックス投資の組み合わせは最強じゃないか?」——これがわが家の結論でした。
「同時に購入ボタンを押した」あの日の話
娘たちが1〜2歳の頃、妻と二人でパソコンに向かいました。長女と次女、それぞれの楽天証券口座を並べて開き、同じ商品・同じ金額を、ほぼ同時に「購入」ボタンを押しました。
「ふたりの口座の金額が変わらないようにしないとね」と言いながら。双子ならではの「公平にしなきゃ」という親心です。
選んだ商品はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)一本。アメリカの上位500社に分散投資するインデックスファンドで、運用コスト(信託報酬)が業界最低水準です。「難しいことを考えずに、世界最強の経済圏に乗っかればいい」というシンプルな判断でした。
口座は二人とも楽天証券のNISA口座に統一。わが家自身もすでに楽天証券を使っていたため、管理がしやすいという理由もありました。
ジュニアNISAは2023年末に制度終了
ジュニアNISAは予定通り、2023年12月末をもって新規の受付が終了しました。わが家も2023年を最後に新規投資は終了しています。
制度終了後のポイントをまとめると:
- いつでも非課税で引き出し可能(制度終了時の法改正により)
- こどもが18歳になったとき、成人NISA(新NISA)の口座へ自動移管または引き出しを選択できる
- 口座内の資産はそのまま運用継続(引き出すまで非課税で運用が続く)
つまり、制度は終わっても「お金は非課税のまま育ち続けている」のが現状です。娘たちが大学進学を迎える頃まで、このまま運用を続けます。
2026年5月現在の運用状況【最新データ公開】
実際の運用状況を、証券会社アプリの数字そのままで公開します。長女・次女ともに同一商品・同一金額でスタートしたため、数字はほぼ同じです。
| 項目 | 長女の口座 | 次女の口座 | 二人合計 |
|---|---|---|---|
| 投資商品 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | ― |
| 取得額(投資元本) | 約360万円 | 約360万円 | 約720万円 |
| 評価額(現在価値) | 約576万円 | 約576万円 | 約1,154万円 |
| 評価損益(含み益) | +約216万円 | +約216万円 | +約433万円 |
| 損益率 | +60.15% | ― | |
投資元本720万円が、2026年5月時点で1,154万円になっています。含み益だけで433万円(+60%)。
この運用益は、口座の中にある限り完全非課税です。株式投資の利益には通常約20%の税金がかかりますが、ジュニアNISA内なら課税ゼロ。433万円の含み益をそのまま受け取れる計算です。
もし同じ720万円を学資保険に入れていたとしたら、利回り1%程度で年間数万円のリターン。この差は圧倒的です。
今後の見通し——娘たちが18歳になる頃
娘たちは今8歳。あと10年で18歳になります。
このまま運用を続けて18歳のときに大学の入学費用として引き出すのが現在の計画です。S&P500の過去の平均年利は約7〜10%(円換算では為替次第)。仮に年利7%で10年間運用が続けば、1,154万円は約2,270万円になる計算です。
もちろん、相場は上下します。でも「長期・積立・分散」の原則から見れば、10年以上のタイムスパンは十分に長い。リスクは決してゼロではありませんが、わが家はこの選択を信じています。
18歳になったとき、娘たちと一緒にこの口座の数字を見ながら「これが、パパとママが小さい頃から育ててきた教育資金だよ」と話す日が楽しみです。
まとめ:学資保険よりジュニアNISAを選んだ結果
- 学資保険は「利率の低さ」「資金拘束の長さ」「保障の薄さ」の3点で候補から外した
- ジュニアNISAは「途中引き出し可能化」をきっかけに採用を決定
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を2人分同時に購入
- 制度は2023年末に終了したが、資産は非課税のまま運用継続中
- 取得額720万円 → 現在1,154万円(+60%・含み益433万円)【2026年5月時点】
ジュニアNISAは制度として終わってしまいましたが、「子どもの教育資金を非課税で長期運用する」という本質は、現在の新NISAでも実現できます。
「学資保険 vs 投資信託」という選択は、家庭によって最適解が違います。でも、わが家の場合は「インデックス投資で長期運用」という選択が、今のところ正解だったと確信しています。
お読みいただいた皆様の参考になれば幸いです。
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※本記事は個人の運用体験を記録したものです。投資には元本割れのリスクがあります。運用成績は過去の実績であり、将来の成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任において行ってください。



