資産228万から8,848万へ。転勤族×双子育児の共働き夫婦が8年でたどり着いた場所

こんにちは、ほの夫です。

今日は、わが家の「家計管理の歴史」を数字とともに全部お見せします。

2017年11月。マネーフォワードを導入して初めて家族の全資産を数えた日のこと。画面に表示された数字は、228万円でした。

転勤族として各地を転々とし、双子の娘たちが生まれて、教育費も老後も「なんとかなるだろう」と目を背けていた結果がこれでした。当時40代目前。何年も働き続けてきて、手元に残っていたのが228万円。背筋が凍りました。

その夜、妻に打ち明けました。

「実は、わが家の貯金はこれだけしかない。でも、数年以内に1億円を作って、家族の自由を手に入れたいんだ」

妻は驚いていましたが、じっと私の目を見て言いました。「分かった。二人でやろう」。この一言が、すべての始まりです。


8年間の資産推移:全データを公開する

毎月欠かさず記録してきたデータを、包み隠さず公開します。

時期総資産主なできごと
2017年11月228万円マネーフォワードで初集計・現実直視
2019年3月505万円投資信託の積立を本格スタート
2020年12月1,477万円株式投資開始。コロナ相場を経験
2022年12月2,997万円市場低迷でも積み上げを止めなかった
2023年12月4,138万円準富裕層に到達
2024年12月6,303万円金(ゴールド)を本格的に組み込む
2026年5月8,848万円富裕層・1億円まであと一歩

8年半で228万円が8,848万円へ。38倍以上の成長です。仮想通貨でも、相続でも、宝くじでもありません。


現在のポートフォリオ構成(2026年5月時点)

資産クラス金額比率役割
株式(高配当株)約3,446万円39%インカムの源泉
投資信託(インデックス)約2,692万円30%資産拡大エンジン
金(ゴールド)約1,292万円15%有事・インフレヘッジ
預金・現金約943万円11%生活防衛+買い場の弾薬
年金約474万円5%老後の基盤

そして、これらが生み出す年間配当は約138万円。月平均11万円以上が自動的に口座に振り込まれてきます。


資産が増えた理由は、たった3つ

①妻に「打ち明けた」こと——これが最大の要因

投資の手法でも、節約術でも、高い年収でもありません。妻に現実をすべて話し、「一緒に取り組もう」と決めたこと。これが、8年間で最も効いた施策でした。

妻は今、自分名義の証券口座でコツコツと高配当株を積み上げています。三菱UFJ、三井住友、JT、マクドナルド(優待も楽しみながら)……それぞれが妻自身の選択で選んだ銘柄です。「今月の配当いくら入った?」という会話が、わが家の日常になりました。

二人でやるから、長続きする。孤独な節約ではなく、共通のプロジェクトだからこそ8年以上続いています。

②収入を増やすより先に、固定費を削った

転勤に伴い、妻は仕事を辞めて専業主婦になりました。収入源は私の給与1本。「入金力を上げる」より先にやるべきことがある——そう気づいたのが、家計改革の出発点でした。

参考にしたのが、リベラルアーツ大学(リベ大)の「家計の4つの敵」という考え方です。支出は大きく4つに分類できます。

  • 敵① 毎月の固定費:住居費・水道光熱費・通信費・保険料・サブスク費など。毎月自動で引かれる「見えにくいコスト」
  • 敵② 毎月の変動費:食費・日用品費・交通費・交際費など。意識次第でコントロールできる支出
  • 敵③ 不定期の固定費:税金・車検・火災保険・年会費など。年に数回まとめてやってくる出費
  • 敵④ 不定期の変動費:家電・旅行・冠婚葬祭・引越しなど。突発的で大きな出費

この4つすべてを手取りの8割以内に抑え、残り2割を貯蓄・投資に回す。これがわが家の家計管理の基本方針です。

なかでも最初に手をつけたのが敵①の固定費。毎月自動的に引き落とされるコストは、一度削れば永続的に効果が続くからです。具体的にやったことはシンプルです。

  • 通信費:スマホを大手キャリアから格安SIMに変更。夫婦2台で月1万円以上の削減
  • 保険の見直し:不要な特約・貯蓄型保険を解約。掛け捨て+必要保障に絞り込む
  • サブスクの棚卸し:使っていないサービスを全解約。「なんとなく課金」を一掃
  • 買わない習慣:「なんとなく買う」をやめ、必要かどうかを一晩置いて判断するルールを設けた

年収が上がっても生活水準を上げない。収入が減っても固定費が低ければ投資を止めずに済む。この規律が、専業主婦期間を乗り越えた最大の武器でした。

③インデックス積立+高配当株の二段構え

インデックスファンド(全世界株・S&P500)で資産を「大きくする」、高配当株でキャッシュフローを「育てる」。この2つを組み合わせることで、相場の上下に動じない仕組みができました。2020年のコロナ暴落も、2022年の市場低迷も、「買い増しのチャンス」として乗り越えられたのはこの設計のおかげです。


「3つの割り算」で家計を経営する

仕事でのマネジメント手法を家計に転用した「3つの割り算」を、妻と共通言語にしています。

  • 資産÷年収 = 7.7倍(財務的な防衛力の指標)
  • 税・社保÷年収 = 22.3%(コスト最適化の余地を測る)
  • 投資÷手取り = 30%以上(入金力を維持できているか)

「資産÷年収7.7倍」は、仮に収入がゼロになっても7年以上生活できることを意味します。数字に根拠があるから、株価が下がっても冷静でいられる。この「数値で動く」習慣が、感情的な売買を防いでくれました。


228万円から始めた物語は、まだ終わっていない

8,848万円という数字は、私一人の力ではありません。妻が日々の家計を守り、共に投資を楽しみ、暴落の夜に「大丈夫だよ」と励まし合ってきた時間の蓄積です。

「今から始めても遅い」という言葉を、私は信じません。わが家が228万円から動き出したのは、40代に入ってからです。

大切なのは「今日、1円の現実を直視すること」。そして「大切な人と、どんな未来にしたいかを語ること」。

次回は、わが家がたどり着いた「金の出口戦略」について。含み益1,000万円超を非課税で手にする計画をお話しします。


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※本記事は個人の運用体験を記録したものです。投資には元本割れのリスクがあります。投資判断はご自身の責任において行ってください。