「どうせ数年でまた引っ越すし、お金をかけて部屋を整えるのはもったいない……」
「賃貸や社宅のあの殺風景な部屋を、もっと家族がホッとできる空間にしたいな」
転勤族なら、一度は思ったことがあるはずです。我が家も7回の引っ越しを重ねてきて、ずっと同じことを考えてきました。
たどり着いた答えは、とてもシンプルでした。高いインテリアや家具は、いらない。お金をかけなくても、ちょっとした暮らしの工夫だけで、賃貸は「あぁ、我が家が一番落ち着く」と思える場所になります。この記事では、転勤族の我が家が実際に続けている、お金をかけない3つの工夫を正直にお伝えします。
✅ この記事でわかること
- 転勤族が「お金をかけずに」賃貸を我が家にする考え方
- 種から育てるアボカド水栽培など、子供と楽しむ植物のある暮らし
- 思い出の写真を飾ることが「次の家族旅行」を生んだ話
- 双子の学習机を「横並び」にして良かったこと
我が家の結論:特別なインテリアより「暮らしの工夫」
転勤族の部屋づくりは、正直、物を増やすほど苦労します。引っ越しのたびに梱包して、運んで、また並べて……。だから我が家は、おしゃれな家具をそろえることより、お金をかけずにできる小さな工夫で家族の空気感を作ることを大切にしています。
特別なものは、何もありません。植物を育てる、子供の写真を飾る、机の位置を工夫する。たったこれだけ。でもこの3つが、どの土地に引っ越しても「我が家」を連れてきてくれます。
① 種から育てる「アボカド水栽培」と、植物のある暮らし

ひとつめは、植物です。きっかけは、妻がネットで見つけた「アボカドの水栽培」でした。食べたあとの種を、捨てずにペットボトルの水に浸けておく。半信半疑で試してみたら——ある日、種がパカッと割れて、中から芽が出てきたんです。これには家族みんなで感動しました。
今では、長女の分・次女の分……と育てて、もう3つ目。正直に言うと、最初は娘たちが張り切って水やりをしていたのに、だんだん忘れがちになり、結局いちばんの世話係は妻です(笑)。それでも、芽がぐんぐん伸びると娘たちは大喜びで、自分の“アボカドの木”をかわいがっています。ゴミになるはずだった種が、家族の話題になる。お金は1円もかかっていません。
アボカド以外にも、ベランダではブルーベリーやユーカリなど、全部で6つほどの鉢を育てています。正直、葉が枯れかけているものもあって、うまくいくことばかりではありません。でも、緑が少しあるだけで、殺風景だった賃貸のベランダが、ふっと生きた空間に変わる。「大きくなったね」と話しながら世話をする時間そのものが、我が家の景色になっています。
② 思い出の写真を飾ると、「次の旅行」が生まれた

ふたつめは、子供の写真や作品を飾ることです。我が家では、IKEAの白い多面の額に、家族の写真をまとめて飾っています。壁を大きく傷つけたくないので、留めるのはダイソーの「穴が目立たないピン」。正直に言うと小さな穴は開きますが、目立たないので賃貸でも気軽に使えています。
この写真ウォールには、忘れられないエピソードがあります。2024年に飾った沖縄旅行の写真を、娘たちが毎日のように眺めては「また沖縄いきたい!」と言うようになったんです。その一言に背中を押されて、2025年も、そして2026年も、家族で沖縄へ。飾った1枚の思い出が、次の思い出を連れてきてくれました。
思い出は、飾ればいつでも家族でシェアできる。写真を飾る意味は、まさにこれだと感じています。ちょうど今は七夕の季節なので、娘たちが作った折り紙のガーランドも一緒に飾りつけ中。こうした季節の工作は“今だけ”の楽しみですが、子供が作ったものを飾ると、部屋が一気に「我が家」になります。
③ 双子の机を「横並び」にしたら、暮らしが変わった

みっつめは、双子の学習机の配置です。もともとは机を向かい合わせに置いていたのですが、引っ越しで部屋が少し狭くなったこと、そして向かい合わせだとお互いに気が散ってしまうことから、思い切って「横並び」に変えました。
これが、想像以上に良かったんです。今の配置だと、部屋の扉を開けたときに双子がふたりともリビング側を向く形になります。おかげで、妻がカウンターキッチンで料理をしながらでも、娘たちと顔を見て話せる。宿題も、隣同士で一緒に取り組めます。
そして何より、2人が並んで宿題をしている姿を、正面から見られるのがたまらなくかわいい。横並びにしたことで部屋の真ん中がすっきり空くのも、限られた賃貸スペースにはちょうどよかったです。机ひとつの置き方でも、暮らしの心地よさはこんなに変わるんだと実感しました。
物は増える。だから「飾るもの」と「手放すもの」を分ける
とはいえ、正直な悩みもあります。転勤族は物が多いと引っ越しが大変なので、我が家は定期的に断捨離をしています。……が、なかなか物は減りません。むしろ子供のものは、増える一方。これはもう、子育て中の宿命かもしれません(笑)。
だからこそ大事にしているのが、「飾って大切にするもの」と「潔く手放すもの」を分けること。思い出の写真や子供の作品は飾って残す。役目を終えたものは、フリマアプリで手放して次の家族へ。ちなみに、賃貸の壁にピンで穴を開けることに不安がある方は、退去費用で我が家が驚いた社宅の退去費用50万円の話もあわせてどうぞ。この線引きが、物に押しつぶされずに“我が家”を保つコツだと思っています。
まとめ:お金じゃなく、工夫で「帰りたい家」になる
転勤族の賃貸は、「どうせ仮住まい」と思えば、どこまでも殺風景になります。でも、お金をかけなくても、工夫ひとつで“帰りたくなる我が家”になる。
- 種から育てるアボカド。ゴミになるはずの種が、家族の話題に
- 思い出の写真を飾ると、次の旅行が生まれる
- 机の配置を変えるだけで、暮らしの心地よさが変わる
まずは、食べたアボカドの種をコップの水に浸けてみる。子供の写真を1枚飾ってみる。それだけで、今住んでいるこの部屋が、少しずつ「世界で一番好きな場所」になっていきます。
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