【実話】20代で2度詐欺に遭った私が、リベ大で資産約8,900万円まで立ち直った話

こんにちは、ほの夫です。

いきなり、恥ずかしい告白をします。

私は20代で、2度も詐欺に遭いました。フィリピンの投資話で300万円を失い、タイでは危うくカジノ詐欺にハメられかけて、建物の2階から飛び降りて逃げました。

そんな”カモ”だった私が、リベ大(リベラルアーツ大学)に出会い、夫婦で立て直して、今では資産約8,900万円まで来ました。

この記事は成功談ではありません。派手に騙され、失敗した人間が、どこで変われたのか——その原点の記録です。「お金で痛い目を見た」「自分は投資に向いていないかも」と感じている人にこそ、読んでほしい話です。

✅ この記事でわかること

  • 300万円を失った「フィリピン投資詐欺」のリアルな顛末
  • タイで遭遇したカジノ詐欺から、命からがら逃げた話
  • どん底からリベ大に出会い、夫婦で立ち直れた理由
  • 2度の失敗が、今の資産形成にどう生きているか

①300万円を失った「フィリピン投資詐欺」

27歳、転職したばかりのころでした。大学の後輩から、フィリピンのある事業への投資を誘われたのです。

テーマは「ジャトロファ」。バイオ燃料の原料になる植物を、現地の広大な土地で栽培するという事業でした。「大手企業も関わっている」「これからのエネルギー需要で大きく伸びる」——そんな説明に、当時の私は引き込まれていきました。

決め手になったのは、2度の現地視察です。その会社は現地に小学校まで設立していて、子どもたちが「ありがとう」と笑顔で挨拶してくれました。「ここまでやっている会社なら大丈夫だ」と、すっかり信じ込んでしまったのです。

実際に視察したフィリピンの小学校。投資先の事業会社が建てたとされる校舎
実際に視察した、現地の小学校。事業会社が建てたもので、この光景に「ここまでやっている会社なら」と信じ込んでしまいました。

結果、投じた300万円は、今に至るまで1円も戻ってきていません。完全な投資詐欺でした。

誘ってくれた後輩に、私を騙すつもりはなかったと思います。おそらく彼自身も、信じて被害に遭った一人でした。だからこそ「誰かが明確に嘘をつかなくても、お金は消える」という現実を、身をもって学びました。

このとき私がどんな手口に引っかかったのか、同じ失敗を避けるための見抜き方は投資詐欺によくある5つの手口と見抜き方で詳しくまとめています。

②タイのカジノ詐欺から、2階を飛び降りて逃げた

詐欺は、もう一度ありました。20代のころ、タイとカンボジアを1ヶ月、一人でバックパック旅行していたときのことです。

20代の頃のタイ・カンボジア一人旅の写真(アンコールワット・バンコク王宮など)
20代のころ、タイとカンボジアを1ヶ月の一人旅。写真はすべて当時、自分で撮ったものです。

タイのショッピングモールで、親しげに声をかけられました。「日本が大好きだ。ぜひ家で食事を」。お礼のつもりでついて行くと、そこで雲行きが変わります。

「トランプ(カジノ)で大儲けしよう」。イカサマの手ほどきが始まり、そこへ大金持ちを装った”客”が現れ、高額なカジノ勝負に引き込まれていきました。最後は「お金を持っているか」と問われ、クレジットカードで金(ゴールド)を買わされそうになった——そこでようやく、はっきり「これはおかしい」と気づきました。

そのとき、偶然、日本にいる大学時代の友人から電話がかかってきたのです。詐欺グループは「出るな」と言いましたが、私は無視して電話に出て、そのまま建物の2階から飛び降りて、走って逃げました。

あとで、旅行に持って行った『地球の歩き方』を開いて、ぞっとしました。「一攫千金!? いけないトランプ賭博 多発!!」——私が遭ったのと寸分違わぬ手口が、そのまま載っていたのです。「素敵なシャツですね」と声をかけ、家に招き、”いいカモがいる”と金持ちを紹介する。最後はカモ以外、全員グル。読んでおけば防げた失敗でした。電話をくれた大学時代の友人は私を本気で心配して、わざわざ現地まで助けに来ようとしてくれていました。今でも感謝しています。

当時持っていた地球の歩き方タイ2007〜2008年版の表紙
当時、実際に持っていた『地球の歩き方 タイ(2007〜2008年版)』。この本に、私が遭ったのと同じ詐欺の手口が載っていました。

痛い目を2度見て、骨身に染みた教訓があります。「うまい話には裏がある」「自分が理解できないものに、大金を入れてはいけない」。

このタイのカジノ詐欺の手口を5ステップで分解し、旅行前にできる対策をまとめたのがタイ・バンコクのカジノ(トランプ賭博)詐欺の手口と対策です。海外旅行の予定がある方はぜひ。

それでも諦めず、「へそくり口座」でこっそり再開

2度の失敗のあとも、投資そのものは諦めきれませんでした。結婚してから、NISAや金(ゴールド)への積立を、妻に内緒の「へそくり口座」で細々と再開したのです。

今思えば、お金のことを一人で抱え込んでいた時期でした。これが後で、大きな反省につながります。

リベ大に出会った、あの夜のこと

転機は、ある夜でした。子どもたちが寝たあと、なんとなくYouTubeを流していたら、「お金の勉強、ゼロから始めました」というサムネが目に入った。軽い気持ちで再生したのに、気づいたら2時間経っていました。リベ大(両学長)との出会いです。

特に響いたのが「5つの力」、なかでも「貯める力=まず固定費を見直す」という話。派手に騙されてきた私には、「一発逆転」より「足元を固める」考え方が、すっと腑に落ちました。

妻に打ち明けた日が、本当の転換点だった

最初は一人でこっそり実践していました。でもあるとき、思い切ってへそくり口座のことも含めて、妻にすべて打ち明けました。過去の詐欺被害も、正直に。

すると、もともと倹約家の妻のスイッチが入りました。二人で「削れるものリスト」を作り、電卓を叩きながら「これも変えられる」「あれも安くできる」と話す時間が、久しぶりに楽しい夫婦の時間になりました。

まずやったのは、スマホを格安SIMに変えること。これだけで月約4,000円。保険やサブスクも整理して、固定費は大きく下がりました(その全記録はこちらの記事にまとめています)。

何より大きかったのは、お金の話を夫婦でオープンにできたこと。へそくり口座も全解禁して、一緒に管理するように。これが、家計にも夫婦関係にも一番の転換点でした。今の「ほのぼの夫婦みらい会議」の原点も、ここにあります。

2度の失敗が教えてくれた「なぜ持つか、説明できるか」

詐欺被害から学んだ一番のことは、「なぜそれを持つのか、自分の言葉で説明できるか」という問いです。

今のポートフォリオの中身は、全部その問いに答えられます。金(ゴールド)を持つのは株が下がるときの守りのため。インデックスを積み立てるのは、20年後も世界経済は成長すると信じているから。

「なぜ」が言えると、相場が揺れても慌てません。2020年のコロナ暴落で持ち株が急落する中でも売らずに買い増せたのは、あの失敗で「理解せずに動いてはいけない」と痛いほど分かっていたからです。

あれから——資産約8,900万円、そしてブログ再開

2度騙され、300万円を溶かした私が、夫婦でコツコツ続けて、資産は約8,900万円になりました。1億円が見えてきています。

このブログは2021年に始めて、その後5年ほぼ止まっていました。転勤・育児・仕事に飲み込まれた5年間です。2026年に再開を決めたのは「ゴールが見えてきた」から。詐欺被害も、こっそり投資した時期も、妻と固定費を見直した日も、全部が今につながっています。

まとめ:騙されても、立ち直れる

あの夜、なんとなくYouTubeを開いていなければ、今の約8,900万円はなかったかもしれません。きっかけはいつも偶然で、でもそこで「動けるかどうか」が分岐点になる。

300万円を失っても、2度詐欺に遭っても、立ち直れました。だから「もう手遅れ」なんてことはありません。我が家が本気で動き出したのは、40代に入ってからです。

この記事が、誰かの「じゃあ、やってみようか」の小さなきっかけになれたら、それで十分です。

よくある質問(FAQ)

Q. 投資詐欺は、どうやって見分ければいいですか?

私が2度の失敗から骨身に染みたのは、「うまい話には裏がある」「自分が理解できないものに、大金を入れてはいけない」という2つです。

とくに気をつけてほしいのが、「立派な施設」「現地視察」「有名企業の名前」といった“安心材料”ほど、信用の決め手にしてはいけないということ。私はフィリピンで、事業会社が建てた小学校を見て「ここまでやっている会社なら」と信じ込み、300万円を失いました。見た目の立派さと、その投資が儲かるかどうかは、まったく別の話です。

Q. 一度詐欺に遭ったら、もう投資はしない方がいいですか?

そんなことはありません。私は2度も騙されましたが、やり方を変えて立ち直り、夫婦で資産約8,900万円まで来ました。

ただし、私の失敗からひとつだけお願いがあります。お金のことを、一人で抱え込まないでください。私は詐欺被害も、妻に内緒の「へそくり口座」での投資再開も、ずっと一人で隠していました。すべてを妻に打ち明けた日が、本当の転換点です。一発逆転を狙うのではなく、固定費の見直しのような「足元を固める」ことから始めるのが、遠回りなようで一番の近道でした。

Q. 海外旅行先での詐欺は、どう防げますか?

私はタイで、親しげに家へ招かれ、カジノ詐欺に引き込まれかけました。あとで『地球の歩き方』を開いたら、私が遭ったのと寸分違わぬ手口が、そのまま載っていました。読んでおけば防げた失敗です。

旅行前にガイドブックや外務省の海外安全情報で「その国でよくある手口」を知っておくだけで、かなり防げます。そして「日本が好きだ、ぜひ家で食事を」といった、見知らぬ人からの親切すぎる誘いは警戒する。これだけでも、私のような目には遭いにくくなるはずです。

※本記事は個人の体験を記録したものです。投資には元本割れのリスクがあります。個別の商品・サービスの言及は体験談であり、購入を推奨するものではありません。うまい話・勧誘には十分ご注意ください。投資判断はご自身の責任において行ってください。