【双子と夏キャンプ】灼熱で大失敗…年6回通う我が家が高規格キャンプ場を選ぶ理由と暑さ対策

「双子を連れてキャンプに行ってみたい。でも、夏の暑さや安全を考えるとハードルが高い……」

「小さな子ども2人を連れて、親もヘトヘトにならずにアウトドアを楽しむコツは?」

そんな風に悩んでいませんか。

我が家は2022年にファミリーキャンプを始め、今では2か月に1回・年6回ほど、2泊3日のペースで通うようになりました。双子の娘たちと、たくさんの失敗もしながら続けてきた、すっかりキャンプ好きな一家です。

この記事では、真夏の海辺でやらかした灼熱の失敗談から、そこから固まった夏の暑さ対策の具体的な手順、あえて「高規格キャンプ場」にお金をかける理由、そして2泊3日のリアルな費用まで、正直にお伝えします。これから子連れキャンプを始めるあなたの、リアルな道しるべになるはずです。

✅ この記事でわかること

  • 真夏のキャンプで我が家がやらかした「灼熱地獄」の失敗談
  • 夏キャンプを乗り切る暑さ対策(標高800〜1,000m・タープ先行設営・実機ギア)
  • 双子連れ2泊3日のリアルな費用(1回2〜3万円の内訳)
  • 4歳でデビューした双子が7歳で「探検隊」になるまで

我が家がキャンプを始めたきっかけ

もともとは、夫(私)が登山好き。山の上でソロキャンプをしていて、道具も少しだけ持っていました。

そこへコロナ禍。双子もある程度大きくなってきたのを機に、「家族でアウトドアをやってみよう」と思い立ち、思い切って大きなツールームテント(スノーピークのエルフィールド)をセットで購入しました。双子が4歳のときです。

今振り返ると、最初にある程度いいテントを買ったのは大正解でした。設営が安定していて、子どもをテント内に避難させながら作業できる。これが双子連れにはとても助かりました。おかげで、2か月に1回のペースで通い続けられています。

スノーピークのツールームテント「エルフィールド」を芝生サイトに設営したファミリーキャンプ
我が家のツールームテント(スノーピーク エルフィールド)。最初に思い切っていいテントをセットで買ったのが、長く続けられた一番の理由です。

【失敗談】真夏の海辺で「灼熱地獄」を味わった話

成功話の前に、我が家の一番の失敗談を正直に。キャンプを始めて2回目、8月の暑い時期に海辺でキャンプをしたときのことです。

灼熱の中、汗だくでテントを設営。子どもたちは暑さに耐えられず、早々に車の中へ避難しました。

天気には恵まれてキャンプ自体はできたのですが、問題は夜でした。日中に熱を持った地面が、夜になっても冷めない。テントの中も灼熱で、私たちは寝ている子どもを、ずっとうちわであおぎ続けました。

昼間もあまりに暑くて、結局みんなで車の中で涼んでいる時間が長くなる始末。今では笑える、でも当時は本当にしんどい思い出です。

この経験から得た教訓は、はっきりしています。真夏(盛夏)の暑い土地では、無理にキャンプをしない。暑い季節は、標高の高い涼しい場所を選ぶ。これが我が家の鉄則になりました。

夏キャンプを乗り切る暑さ対策【我が家の実践手順】

あの灼熱地獄を経て固まった、我が家の夏の暑さ対策です。順番にやることまで含めて紹介します。

①場所選び:標高800〜1,000mの高原・林間サイトへ

一番効くのは、装備より場所選びです。我が家が夏に行くのは、標高800〜1,000mほどの高原や山あいのキャンプ場。標高が上がるだけで夜の快適さがまるで違い、あの「地面が冷めない灼熱の夜」とは無縁になりました。木陰の多い林間サイトも、いい場所があれば積極的に選びます。

「夏だからどこでも暑い」のではなく、「場所を選べば夏でも涼しく過ごせる」。これが失敗から学んだ一番のポイントです。

夏の林間サイト。木陰が多く涼しい高規格キャンプ場
真夏は標高の高い林間サイトを選ぶのが鉄則。木陰が多いだけで、昼も夜も快適さがまるで違います(写真は7月の林間サイト)。

②設営の手順:まずタープで日陰を作る(子どもは車内で待機)

チェックインはだいたい13時。真夏はいちばん暑い時間帯なので、設営の順番を決めています。

  • 最初にタープを張って日陰を作る。テントはその後
  • タープが張れるまでの間、双子はエアコンの効いた車内で待機してもらう
  • 日焼け止め・帽子・飲み物は言うまでもなく必須

「まず日陰、それから家(テント)」。この順番にしてから、設営中に子どもがぐったりすることがなくなりました。余裕のある日はアーリーチェックイン(11時)を使って、暑さのピーク前に設営を終えてしまうこともあります。

③装備:ポータブル電源+サーキュレーターで夜も快適に

テント内の空気を動かすだけで、寝苦しさはかなり和らぎます。我が家の実機はこの組み合わせです。

  • Jackery(ジャクリ)Solar Generator 1000:容量1002Whのポータブル電源+100Wソーラーパネルのセット。定価は約17万円ですが、セールとクーポンを使って約10万円で購入しました
  • アイリスオーヤマのサーキュレーター(WOOZOO・PCF-SC15TC系):コンパクトなのに風量十分。テント内の空気を一晩中回してくれます

ポータブル電源は決して安くない買い物ですが、一晩サーキュレーターを回しても余裕の容量で、スマホやカメラの充電もまかなえます。「暑くて眠れない夜」への保険として、我が家では夏キャンプの必需品になりました。

セミFIREを目指す我が家が、あえて高規格キャンプ場を選ぶ理由

我が家は転勤族で、セミFIRE(サイドFIRE)を目指して日々家計を見直しています。固定費はとことん削ります。

でも、家族の思い出には、メリハリをつけてお金を使う。これが我が家の方針です。そしてキャンプ場選びは、まさにそのお金を使う部分。あえて「高規格キャンプ場」を選んでいます。

料金は1泊あたり5,000円ほど。安いとは言いませんが、その価値は十分にあると感じています。理由はこうです。

  • トイレ・シャワーがきれい。妻と子どもは、虫や汚れが苦手。ここが快適でないと「もう行きたくない」になってしまう
  • トイレにウォシュレットがあることは必須条件。なければ候補から外すほどです
  • 家族みんなが「また行きたい」と思える体験を積み重ねることが、長く続けるコツ

キャンプを家族の趣味として根づかせたいなら、最初のうちは特に、設備の整った高規格キャンプ場をおすすめします。「キャンプ=大変・不便」という印象を子どもに残さないことが、何より大事だと思っています。

タープを張った高規格キャンプ場でのツールームテントの設営例(紅葉の季節)
タープも張った、ある日の設営。トイレ・シャワーがきれいな高規格サイトだと、家族の「また行きたい」につながります。

双子連れ2泊3日、リアルな費用はいくら?

「子連れキャンプって、結局いくらかかるの?」——我が家の実額はこうです。

パターン 1回あたりの総費用(2泊3日・4人)
近場のキャンプ場 約2.0万円
離れた場所(高速利用) 約2.0〜3.0万円

内訳は、高規格のサイト代が1泊5,000円×2泊で約1万円。残りが食材・薪・高速代などです。遠方になるほど交通費で総額が膨らみます。

2泊3日の家族旅行として見れば、ホテル泊よりずっと安い。それでいて、子どもたちの記憶には旅館よりも濃く残っている気がします。固定費を年15万円削減した我が家にとって、ここは「削らない」と決めている支出です。

双子連れキャンプ、安全の工夫

双子連れのキャンプは、とにかく常に目が離せません。

特に気をつけているのが、テントやタープのロープ(ガイロープ)。子どもがぶつかったり、引っ張ったりして危ないので、設営後は子どもの動線を必ずチェックします。

焚き火も、双子から目を離せないので毎回はやりません。「やらないと決める」のも、小さな子連れキャンプでは立派な安全対策です。憧れの焚き火は、子どもがもう少し大きくなってからでも遅くありません。

4歳でデビューした双子は、7歳で「探検隊」になった

キャンプデビューしたとき、双子は4歳でした。当時は親のそばから離れず、遊びも親が用意するものが中心。正直、親は設営と世話でずっとバタバタでした。

それが7歳になった今、キャンプ場に着くと二人で虫を捕まえに行ったり、サイトのまわりを「探検」したり、自分たちで遊びを見つけてくるようになりました。親の手が少しずつ離れていくのを、キャンプ場で実感しています。

あの灼熱地獄でうちわをあおぎ続けた夜から3年。続けてきてよかったと思うのは、こういう瞬間です。

がんばらないキャンプ飯と、2泊3日の過ごし方

キャンプ飯は、はりきりすぎないのがコツです。

始めた頃は、初日の夜に野菜を切って持っていって現地で調理していました。でも最近は、初日の夜はお惣菜を活用。なるべく手間をかけないようにしています。料理に追われて子どもと過ごせないのでは、本末転倒ですから。

遠方へ2泊3日で行くときは、観光も必ずセットにしています。中日の日曜日、昼の間はキャンプ場を出て近隣の観光地へ。「キャンプ場にこもる」だけでなく、その土地を楽しむ。これも家族旅行としてのキャンプの醍醐味です。

双子キャンプに「買ってよかった」ギア

4年間通ってきて、買ってよかったと思うギアを実名で挙げます。

  • ツールームテント(スノーピーク エルフィールド):最初に良いものを選んで正解。設営が安定し、子どもの避難場所にもなる
  • ポータブル電源(Jackery Solar Generator 1000)サーキュレーター(アイリスオーヤマ WOOZOO):夏の夜の快眠セット。詳細は暑さ対策の章のとおり
  • ローテーブル(Hilander ウッドロールトップテーブル HCJ-054):天然木で見た目もよく、食事にも遊びにも使えて双子キャンプで地味に大活躍
  • フィールドラック(HIBARI 3個セット):荷物と調理道具の定位置ができて、サイトが散らからない。子連れは物が多いので整理棚は正義
  • コンパクトカメラ(Canon SX740HS):望遠が効くので、子どもの自然な表情を遠くからでも逃さず撮れる

※我が家が4年使っているカメラの詳しいレビューは、こちらの記事にまとめています。

【安全注記】寒い時期に暖房を使うなら、COチェッカーは必須

夏のファミリーキャンプでは暖房を使わないので出番はありませんが、寒い時期にテント内で暖房を使うなら、一酸化炭素(CO)チェッカーは命を守る必須アイテムです。

我が家も、寒い時期にイワタニの「マイ暖」を使うときは必ずCOチェッカーを併用します。ソロキャンプで薪ストーブを使うときも同様です。閉め切ったテント内での暖房は、一酸化炭素中毒のリスクが本当にあります。油断は禁物です。

冬のテント内で薪ストーブを使用する様子。一酸化炭素チェッカーが必須
寒い時期の薪ストーブ。暖かくて快適な反面、テント内での暖房は一酸化炭素中毒のリスクがあるため、COチェッカーは必ず併用します。

よくある質問(FAQ)

Q. 子連れキャンプは何歳から行けますか?

我が家は双子が4歳のときにデビューしました。トイレやシャワーがきれいな高規格キャンプ場を選べば、4歳でも無理なく楽しめたというのが実感です。むしろ大変なのは子どもの年齢より「夏の暑さ」と「親の準備量」。最初は近場の高規格サイトで1泊から始めるのがおすすめです。

Q. 夏キャンプの暑さ対策は、何が一番効きますか?

装備より場所選びです。我が家は標高800〜1,000mの高原・林間サイトを選ぶようになってから、夜の寝苦しさがなくなりました。そのうえで「先にタープで日陰を作る」設営手順と、ポータブル電源+サーキュレーターの組み合わせ。この3段構えで、灼熱地獄だった夏キャンプが快適になりました。

Q. 子連れキャンプの費用は、1回いくらぐらいですか?

我が家(4人・2泊3日・高規格サイト)で1回2〜3万円です。サイト代1泊5,000円×2泊+食材・薪・高速代という内訳。テントなどの初期投資は別途かかりますが、宿泊旅行と比べれば1回あたりの費用は抑えられます。

まとめ:完璧より「また行きたい」を

双子連れの夏キャンプで大事なのは、完璧を目指さないこと。我が家の結論はこうです。

  • 真夏の暑い土地は避け、標高800〜1,000mの高原や林間サイトを選ぶ
  • 設営は「まず日陰」。タープを張るまで子どもは車内で待機
  • 家族が「また行きたい」と思えるよう、高規格キャンプ場にはメリハリでお金を使う(1回2〜3万円)
  • 双子からは目を離さない。焚き火は無理にやらない
  • キャンプ飯はがんばらない。お惣菜も大いに活用

固定費は削っても、家族の思い出には投資する。そんなメリハリのある時間の使い方が、転勤族の我が家にとってのキャンプです。まずは設備の整った場所で、近所の公園の延長くらいの気持ちで、最初の一歩を踏み出してみてくださいね。

※本記事は我が家の体験にもとづくものです。機種名・価格は購入時の情報で、気候や設備、お子さんの年齢によって最適な対策は異なります。特に夏の熱中症や、暖房使用時の一酸化炭素中毒には十分ご注意のうえ、安全第一でお楽しみください。