あなたのご両親と、配偶者のご両親。最後に会ったのは、いつですか。
我が家は、10年以上会っていませんでした。私たちの結婚式が最後です。
2026年の夏、それをようやく実現しました。妻の両親に飛行機に乗ってもらい、私の実家まで来てもらったのです。
動き始めたのは1月12日。出発の半年前でした。
この記事は、その記録です。なぜ半年もかかったのか、実際にいくら払ったのか、そして行ってみて何が起きたのかを書きます。
この記事でわかること
- 遠方に住む両家の親を、実際に会わせるまでにやったこと
- 「いつか」では実現しない理由と、我が家が決めた締め切り
- 大人6人+子ども2人を動かした実額(レンタカー14,400円・航空券62,080円ほか)
- やってみて、いちばん喜んでいたのが誰だったか
両家の親は、結婚式以来10年以上会っていなかった
この帰省を言い出したのは、私でした。
妻の両親に、私の実家へ来てほしかったのです。
妻の実家は米屋を営んでいます。そして私の実家は、米を作っています。
同じ米に関わっていながら、両家の親は私たちの結婚式以来、一度も会っていませんでした。10年以上です。
妻の実家へは、私たちが折々に挨拶へ伺ってきました。でも妻の両親が私の実家を訪ねたことは、一度もありません。私の実家は、思い立って気軽に立ち寄れるような場所にないからです。
仲が悪いわけではありません。むしろ逆です。ただ、きっかけが無かった。それだけでした。
「いつか」では、たぶん一生実現しなかった
ではなぜ、10年も経ってから動いたのか。
正直に書くと、私が40代の後半に入ったからです。
私の父は77歳、母は74歳(2026年時点)。妻の両親は60代の中盤です。
4人とも、今は元気にしています。妻の両親にいたっては現役で店に立っています。それでも父はもう77。いつ体調を崩してもおかしくありません。
「いつか会わせたいね」と言い続けて10年経ちました。この調子でいけば、次の10年も同じように過ぎます。そして、そのころには会わせたくても会わせられないかもしれない。
「いつか」に締め切りはありません。だから実現しない。締め切りは、自分で作るしかありませんでした。
そこで私から声をかけました。ここまでは、完全にこちらの都合です。
日程を決めたのは、こちらではなかった
問題はそのあとでした。
妻の両親は自営業です。休めるのは、日曜と祝日だけ。平日に何日も店を空けることはできません。
つまり3連休しか、選択肢がなかったのです。
ところが、候補の3連休を並べたところで、思いがけないことに気づきました。
7月のその3連休が、双子の誕生日とちょうど重なっていたのです。
日程は、私たちの希望では選べませんでした。妻の両親が休める日から逆算しただけです。それなのに、たまたまその日が孫の誕生日だった。
つまり制約から選んだ日が、祖父母4人に囲まれて孫の誕生日を祝える日になった。こちらから狙って作れる日程ではありません。
あとで振り返って思ったのは、相手の都合に合わせるのは、譲歩ではなかったということです。自分の希望で日を選んでいたら、この日には絶対になっていませんでした。
日程は、ここに決まりました。
ここが大事なところです。日程を決めたのは、私たちではありませんでした。
相手の都合で日付が1つに固定されると、「空いている日に行く」という逃げ道がなくなります。日程を動かせないなら、手段のほうを早く押さえるしかない。
これが、半年前から動いた理由です。
1月12日から動いた|実際にかかった額

移動するのは、我が家4人(私・妻・双子)に、妻の両親2人を加えた6人。帰省先では、私の両親が待っています。
空港から実家までの移動が、大人4人+子ども2人。荷物も含めると、8人乗りのワンボックスが必要でした。
年が明けて、最初に押さえたのがこれです。飛行機より先でした。
理由は単純で、台数が圧倒的に少ないから。飛行機は満席でも便を変えれば何とかなりますが、8人乗りは「その営業所に何台あるか」で決まります。代わりがききません。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 基本料金(1BOXクラス・8人乗り・3日間) | 14,700円 |
| 付帯サービス(免責補償) | 3,300円 |
| クーポン利用 | −3,600円 |
| 支払額 | 14,400円 |
クーポンで3,600円下がりました。予約サイトが配っていたものを使っただけです。早く動くと、車種だけでなく、こうしたクーポンを探す時間まで手に入ります。
キャンセル料は「2日前まで無料」でした。先に押さえておくリスクは、思っているより小さいのです。
翌日から2日かけて、妻の両親の航空券を取りました。
| 区間 | 運賃 | 大人2名分 |
|---|---|---|
| 往路(連休の中日) | 早期購入割引 | 21,360円 |
| 復路(連休の最終日) | 別の割引運賃 | 40,720円 |
| 合計 | 62,080円 |
同じ2人の往復なのに、復路が往路の倍近くかかっています。往路は連休の中日で早割が残っていましたが、復路は連休の最終日。帰る人が一斉に動く日で、1月の時点ですでに安い運賃はありませんでした。
半年前に動いても、安くならないものは安くなりません。それでも押さえたのは、値段よりその日の便を確実に取ることが目的だったからです。
宿を取ったのは2月8日。ここで想定外のことが分かりました。宿が2か所必要だったのです。
妻の両親が乗る便の到着が朝8時台。空港へ迎えに行くには、私たちが前日に現地入りしておくしかありませんでした。
- 1泊目:空港へ迎えに行くための、市内のホテル
- 2泊目:温泉のホテル。1部屋4人・朝食付きで23,980円
整理すると、こうなります。

「半年前に全部やる」必要はありません。効いたのは早さより、順番でした。
予約したのは、移動手段だけではなかった
もうひとつ、事前に押さえたものがあります。誕生日のケーキです。
帰省先は、近所にケーキ屋が何軒もあるような場所ではありません。当日に「どこかで買おう」では、まず間に合いませんでした。

段取りというと、つい交通手段と宿だけを考えます。でも「その日、何をしたいか」から逆算すると、押さえるべきものは他にもある。ケーキはその代表でした。
妻の両親は、30年ぶりの飛行機だった
ここからは、行ってみて分かったことです。
後から聞いて驚いたのですが、妻の両親が飛行機に乗ったのは、新婚旅行以来だったそうです。30年ぶりでした。
自営業で、休めるのは日曜と祝日だけ。旅行らしい旅行をする機会が、そもそも無かったのだと思います。
これを聞いたとき、少しぞっとしました。
私が声をかけなければ、この2人は飛行機に乗らないまま、その先も過ぎていったかもしれない。
「誘う」というのは、たかが誘いです。断られても損はしません。それなのに10年間、私はそれをしませんでした。
いちばん喜んでいたのは、子どもたちだった
ここが、いちばん予想外だったところです。
我が家では、双子が祖父母を呼び分けています。私の両親が「じいちゃん・ばあちゃん」、妻の両親が「じいじ・ばあば」です。
普段は、それぞれの家に別々に行きます。じいちゃん・ばあちゃんの家に行く日と、じいじ・ばあばの家に行く日は、別の日です。
その4人が、同じ場所にいる。子どもたちにとっては、初めてに近い経験でした。
そして実家に着いたあと、双子はじいじとばあばを、まるで自分の家のように案内し始めたのです。
あっちに何があって、こっちには何がいて、と次々に連れ回していました。自分たちが好きな場所を、大好きな人に見せたかったのだと思います。

この帰省は、私にとっては「両家の親を会わせること」が目的でした。でも子どもたちにとっては、大好きな人に、大好きな場所を見せる日だった。
大人が考えていた目的とは、別のところで喜んでいたのです。
10年以上会っていなかった両家の親が、同じテーブルでケーキを囲む。孫たちが祖父母4人に囲まれている。家族全員が幸せになれた1日でした。

まとめ:会う機会は、意識して作らないと来ない
両家の親が顔を合わせる機会は、意識して作らないと、いつまでも来ません。
私たちの場合は10年以上でした。誰かが悪かったわけではありません。きっかけが無かっただけです。
遠い。仕事が休めない。子どもが小さい。理由はいくらでもあります。そして理由がある限り、どちらかが「来てください」と言わない限り、たぶん永遠に実現しません。
やってみて分かったことを、順番に書いておきます。
- 締め切りは自分で作る。父は77歳。「いつか」に残された時間は、思っているより短い
- 日程は相手の休みから決める。譲歩ではありません。我が家は制約から選んだ日が、たまたま孫の誕生日になりました
- 日程が固定されたら、すぐ手段を押さえる。8人乗りは半年前でないと残っていない
- 押さえる順番は、代わりがきかないものから。レンタカー → 航空券 → 宿
- 移動手段以外にも予約するものがある。我が家はケーキだった
言い出すのは、すこし勇気が要りました。相手にも都合があるからです。それでも声をかけてよかった。断られたら、また誘えばいいだけでした。
もし「そういえば、うちの親同士も長いこと会っていないな」と思ったなら——次の連休が、そのきっかけになるかもしれません。
※ この記事は我が家の実体験の記録です。料金・空き状況は時期・地域・予約サイトによって変わります。最新の情報は各予約サイトでご確認ください。
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