セミリタイアに憧れて資産形成を続けてきた我が家ですが、ある日ふと、こわい事実に気づきました。
「会社を辞めたら、そもそも家を借りられないかもしれない」——。
今、当たり前のように賃貸に住めているのは、私が”会社員”という信用を持っているからです。その看板を自分から外したとき、住まいはどうなるのか。この記事は、セミリタイアを目指す我が家が、夫婦で「これからどこに、どう住むか」を話し合った記録です。
📦 この記事でわかること
- セミリタイアの隠れた落とし穴「家を借りにくくなる」問題
- 会社員の信用があるうちに動くべきか、という葛藤
- 夫婦で住みたい場所が割れたときの話し合い方
- 住む場所が「健康」と直結していた我が家の実体験
セミリタイアの落とし穴は「信用」を失うと家が借りにくいこと
きっかけは、両学長のYouTubeライブでした。成功しているYouTuberでも、「収入はあるのに、会社員じゃないからローンも賃貸の審査も通りにくい」という話をしていたんです。
それを聞いた瞬間、背筋がひやっとしました。資産がいくらあっても、”無職”という肩書きになると、貸す側から見れば不安な相手になる。今の私たちがスムーズに家を借りられているのは、お金があるからではなく、「会社員という信用」で借りているんだと、はじめて自覚しました。
セミリタイアは「お金を貯めれば達成」だと思っていました。でも本当は、”社会的な信用”という、お金では買えないものをどう扱うかまで考えないといけない。これは盲点でした。
会社員の看板があるうちに、動くべきか問題
そこで浮かんだのが、「信用があるうちに、住まいだけは確保しておくべきか」という問いです。
方法は2つ。ひとつは、会社員のうちに長く住める賃貸を契約しておくこと。もうひとつは、資産で一括購入して”借りる必要そのものをなくす”こと。前の記事(持ち家か賃貸か)でも触れたとおり、我が家はまだ結論を出していません。
ただ、「いつでも動ける」と思っていた自分が、実は「会社員でいる間しか自由に動けない」可能性に気づいたのは大きかった。焦って決めるつもりはありませんが、”選択肢を確保しておく”という視点は、夫婦の話し合いに新しく加わりました。
そもそも、どこに住む?夫婦で理想が割れた
住まいを考えるうえで避けて通れないのが、「どこに住むか」です。これが、みらい会議で見事に割れました。
私は、自分の地元(南の田舎)に帰りたい気持ちがあります。自然があって、空気がいい。一方、ほの妻は、実家のある関西の街に住みたい。利便性があって、何かあったとき実家が近いのは心強い。
この日の会議も、結論は出ませんでした。でも、勝ち負けを決める場ではなかった。お互いが「なぜそこに住みたいのか」という”理想”と”思い”を、ちゃんと言葉にして聞き合う。それだけで十分意味がありました。
相手が何を大事にしているのかを知ると、「じゃあ、その願いを両方叶える方法はないか」と考えられるようになる。住まいの話し合いは、勝負ではなく”すり合わせ”なんだと実感しました。
「どこに住むか」は、健康と直結していた(実体験)
住む場所は、ライフスタイルだけでなく”家族の健康”にも直結します。これは転勤族として、身をもって学びました。
ある雪国の転勤先では、冬の雪かきが本当に大変でした。毎朝、出勤前にひと仕事。体力的にこたえる日々です。また、黄砂の時期になると、子どもが鼻水とアレルギー症状に悩まされました。土地が変われば、気候も空気も変わり、家族の体調まで変わる。
逆に言えば、賃貸で身軽だったからこそ、「合わない環境なら、次の機会に動ける」という安心感がありました。”その時々の家族に最適な環境を選べる”ことは、賃貸の隠れた大きな強みだと思います。
我が家が住まいを決めるために大事にしたい3つの視点
まだ結論は出ていませんが、話し合いを重ねるうちに、「これだけは大事にしよう」という3つの視点が見えてきました。
- ①信用があるうちに「選択肢」だけは確保しておく——決めるのは後でいい。でも動ける余地は今のうちに。
- ②どちらかの我慢で決めない——お互いの理想を全部出してから、折り合う点を探す。
- ③健康と子どもの環境を最優先軸に置く——気候・空気・学校。暮らしの土台はここ。
現時点の結論:まだ決めない。でも「話し続ける」
我が家の今の結論は、「まだ決めない。でも、話し続ける」です。
ぼんやり描いているのは、セミリタイア後に、ほの妻の実家がある街の近くで、月13万円以下の戸建てを借りる、という構想です。家賃は、将来の配当金で賄えるようにしておく。”住まいは資産で買うのではなく、資産が生む収入で払う”——これが今の出口イメージです。
場所も、買うか借りるかも、まだ白紙。でも、夫婦で話し続けている限り、どこかで必ず納得できる答えにたどり着けると思っています。
まとめ
セミリタイアを目指すなら、「いくら貯めるか」だけでなく「会社員の信用を失う前に、住まいをどうするか」まで考えておくと安心です。
そして、住む場所は夫婦で意見が割れて当たり前。大事なのは、どちらかが我慢することではなく、お互いの理想を言葉にして聞き合うこと。もしご夫婦で住まいの話が平行線なら、まずは「なぜそこがいいのか」を最後まで聞いてみてください。答えは、その対話の先にあります。
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